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ヌマエビの魅力と育て方を徹底解説!初心者向けガイド

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アクアリウムにおいて、水槽のコケ取り生体として、まず名前が挙がるのがヌマエビのヤマトヌマエビとミナミヌマエビの2種類です!

温和な性格でサイズも小さいことから、小型魚やめだかとの相性も良く、コケ取りはもちろんのこと食べ残しも食べてくれます。

その行動からよく「ツマツマ」と言われることが多く、非常に可愛らしく、SNSなどでも度々動画が挙げられています!

水槽の中で必死にツマツマして動き回っているその姿は可愛くて見ていても飽きません!

今回はそんなアクアリウムで人気のヌマエビの中でも代表的なミナミヌマエビとヤマトヌマエビの2種類の飼育方法を徹底解説していきます!

ヌマエビの特徴と種類

ミナミヌマエビ

体長は2〜3㎝とヤマトヌマエビと比べて小型のエビです。

日本の河川などに生息していて、水質は6.5〜7.0あたりの弱酸性~中性を好みます。

寿命は平均1〜2年とされていますが、長生きすることもあります。

水温は5〜28℃ほどなら適応可能なのでそこまで神経質にならなくてもエビの中では比較的丈夫です。

繁殖も特に難しいことはなく、アクアリウム初心者の方でも簡単です。

ヤマトヌマエビよりかは比較的コケ取り能力も控えめではありますが、それでも十分コケ取りをしてくれますし、数多くの様々な水槽で採用され、飼育もしやすいのでオススメの生体です!

ヤマトヌマエビ

体長は3〜5cmほどでミナミヌマエビに比べて、やや大きめのサイズです。

インド太平洋や日本の河川に生息しています。

体は半透明で黒い斑点がちりばめられており、体色はミナミヌマエビより、少し鮮やかできれいなところもあるので魅力的ですね!

稚エビは海で生息して、暖流にのって広く分布していき、成体になると川へ移動していきます。

寿命は平均3年と少し長めです。

ミナミヌマエビに比べて、水質には少し敏感なところがあり、それが死因となることもあるので注意が必要ですね。

少し気性が荒い部分があるので弱っている小型魚などを襲うこともあります。

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ヌマエビの役割

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビの役割はいくつかありますが、まずはなんといってもその優秀なコケ取り能力でしょう。

水槽の環境管理をしている上で様々なコケが生えてきて、時には水槽の景観を損ねてしまうこともあります。

ミナミヌマエビやヤマトヌマエビは全てではないですが、コケを食べてお掃除してくれて、水槽をきれいにする手伝いをしてくれますよ!

特にヤマトヌマエビはコケ取り能力がミナミヌマエビに比べて高いです。

ミナミヌマエビはコケ取り能力では少し劣っているところがありますが、その繁殖のしやすさから劣っている分、数でツマツマしてくれますのでオススメです!

コケ取りだけではなく、他の熱帯魚などの食べ残しを食べてくれるので水質維持の面でも貢献してくれます

とはいえ、水換えなどをしなくてもいいかというわけではないですが飼い主さんが手の届かない水草についているコケといったところをお掃除してくれるのは助かりますね。

ツマツマしている可愛い姿を見られて、水槽もきれいにしてくれて一石二鳥ですね!

2種類共、コケ取りやきれいな水槽を維持するのにとてもオススメの生体と言えます!

お掃除生体ならこちらの記事も参考にしてみて下さい

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ヌマエビの飼育方法

まずは水槽ですがなるべく大きめの60㎝クラスがオススメです!大きい水槽の方が水質悪化のスピードを遅らせることができてストレスを感じにくいですよ。それからミナミヌマエビは繁殖力が高いので環境さえ良ければ数か月後には水槽いっぱいになんてことも!

得意な水質はph6.5〜7.0の弱酸性~中性です。最適な水温は20〜28℃ですが日本に生息しているぐらいの耐性はあるので、冬場の低温にも耐えられます。

ヤマトヌマエビは水温に関してはミナミヌマエビと差ほど変わりありませんが、水質はミナミヌマエビに比べると、やや敏感です。2種類とも、しっかりと水合わせなどしてあげてから水槽に導入しましょう。

凍結しなければ、屋外飼育やビオトープでの冬越しも問題ありませんが、やや動きが鈍くなったりするので気を付けましょう。真夏は水温が30℃を超える場合は飼育容器を日陰に移動させたり、すだれなどで日除けして高温対策すると良いでしょう。

後は水草や流木など隠れ家があると良いでしょう。水草のオススメとしては安価で飼育しやすいアナカリスやマツモなどが良いですが、特にウィローモスがオススメです!

隠れ家だけではなく、餌不足の対策にもなるので良いですね!

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ヌマエビを飼育する際の注意点

水質・水温

エビは他の熱帯魚やめだかより少し水質に敏感な面がありますので、十分に時間をかけて水合わせを行い、水温や水質を調整してあげましょう。

そうすることで水質の違いによるphショックやストレスの負担を減らすことができます。

飼育水にはしっかりとカルキ抜きをしたものを使用しますが、カルキ抜き剤にもエビには不向きなものがあるので注意が必要です。

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脱皮

エビは何回も脱皮を繰り返して成長していきます。

成長していく以外にも水質悪化の時なども脱皮をする場合や他にも餌の栄養不足などで起こる脱皮不全といったトラブルもあるので注意が必要です。

そういったことを防ぐため、日頃からミネラル類を添加しておくと良いでしょう。

水草

ショップなどで購入するものでも農薬が使われている場合がありますので無農薬のものを購入するなど確認してから導入すると良いでしょう。

最適な水草を探すならこちらの記事を参考にしてみて下さい

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死因

エビが茹で上がったかのように赤くなって死んでいることがしばしばあります。筆者もよく赤くなって死んでいるエビたちをみて悩んだことがあります。

原因としては高水温や酸素不足ですが、赤くなる理由にはもう1つあり、それはアンモニア濃度が高くなることでの水質悪化です

水槽立ち上げてすぐや濾過バクテリアがしっかりと機能していない場合はアンモニアが分解されず、蓄積していくので注意が必要です。

定期的に水換えを行い、餌の量や生体の数など環境の管理をしっかりとしていきましょう。

ヌマエビの繁殖

繁殖を考えている場合、基本的にエビたち以外は混泳させないことをオススメします。小型の魚でも稚エビは良い餌になってしまうからです。まずはオスとメスですが、オスは体が小さめで触角が長めです。

メスは体が大きめで背が丸いのが特徴。難しい場合は、10匹ほど購入して環境を整えてあげると高確率で繁殖しますよ!水温は20〜24℃なので冬場はヒーターを使用して調節してあげるなどしてあげると良いでしょう。

メスは産卵すると足で卵を抱え込み、しばらくその状態で卵を育てます。新鮮な酸素を卵に送るため、足をバタバタしてて非常に可愛らしい姿も見られますよ

抱卵中に脱皮してしまうと卵ごと切り離してしまうので抱卵中の水換えは慎重に!稚エビは他の熱帯魚などに食べられちゃいますので隔離水槽がオススメです。

水草など隠れ家を用意してあげるのも良いでしょう。フィルターですが、稚エビだと吸い込まれることが多々あるのでスポンジフィルターやスポンジストレーナーを設置してあげると良いですね。

餌は基本的にコケや微生物を食べてくれますが、数が多い場合は少しだけ人工飼料などを沈めてあげるのも良いでしょう。

ヤマトヌマエビは稚エビを育てるために汽水が必要だったり、体が小さいのでプランクトンなどの特別な餌を用意したりと、飼育下で繁殖させるのがとても難しいです。

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まとめ

どちらの種類も高いコケ取り能力を持っているだけではなく、餌をツマツマする姿や産卵しているママエビの酸素を卵に送る姿など非常に可愛らしく、魅力的です!

ただし、基本的にエビたちは他の熱帯魚に比べて、水質に敏感であるので飼育する際には水合わせなどはしっかりと行いましょう。

エビに限った話ではないですが特にミナミヌマエビは繁殖しやすいので、増えすぎたからといって近くの河川などに逃がさないでくださいね。

エビは混泳している熱帯魚たちの良きパートナーというだけではなく、エビだけを飼育しているアクアリストも多いです!それくらい魅力ある生き物なのでぜひ飼育してみてはいかがでしょうか?

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