「アクアリウムを始めたいけどフィルターはどれがいいの?」、「今使っているフィルターを変えたいけど使用したことのないフィルターを使うのは・・・」などフィルターに悩むアクアリストも多いと思います。
筆者が使用してきた中でもオススメのフィルターはいくつかありますが、今回はそんな中でもエーハイムの外部フィルターについてご紹介していきます。
ぜひ最後までチェックして、参考にしてみてください。
外部フィルターとは
外部フィルターはその名の通り、水槽の外に設置するフィルターです。水槽内の飼育水をホースで外に出して濾過装置で綺麗にして水槽に返してあげるという仕組みになっています。
その濾過能力の高さと、バクテリアをたくさん保有できる仕組みから多くのアクアリストが採用しているフィルターなんです。筆者も現在はエーハイムの外部フィルターを使用していますよ。
外部フィルターについて詳しく解説した記事はこちら
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外部フィルターのメリットデメリットを徹底解説
水槽で水草や魚などを飼育する際にはフィルターが必要不可欠になります。水質を維持して水草や魚たちに快適な環境で過ごしてもらいたいですよね? しかしフィルターにはいくつも種類があり、当然ながらそれぞれにメ ...
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エーハイムの外部フィルター
エーハイムの外部フィルターにもいくつか種類があり、水槽の大きさや用途によって適合するものを選ぶ必要があります。
シリーズ | 特徴 | 熱帯魚水槽の場合 |
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アクアコンパクト | 小型水槽に簡単にセットアップ ポンプ部を水槽ガラスにかけて水槽外に置いたフィルターに接続するだけ。 ダイヤルで流量調整ができる 2004 2005の2機種を展開 | 45㎝水槽まで→2004(約45ℓ) 45㎝水槽まで→2005(約50ℓ) |
クラシックシリーズ | リーズナブルでハイパフォーマンス エーハイムのパワーフィルターの原点、壊れにくく信頼と実績のあるフィルター 機種展開は2211 2213 2215 2217 2260の5機種 | 45㎝水槽以下→2211 45㎝〜60㎝水槽以下→2213 60㎝〜75㎝水槽以下→2215 75㎝〜120㎝水槽以下→2217 120㎝〜200㎝水槽以下→2260 |
フィルター500 | シンプルなパーツで簡単セットアップ 初心者でも簡単にセットアップできるいろんな濾過に対応しているので中級者や 上級者も使用るフィルター | 45㎝〜60㎝水槽 |
エココンフォート | マルチハンドルでシンプル操作 初心者にもわかりやすく操作が簡単で使いやすい 機種展開は2232 2234 2236の3機種 | 45㎝水槽以下→2232 45㎝〜60㎝水槽→2234 60㎝〜75㎝水槽→2236 |
プロフェッショナル | プレフィルターがあり、「e」では世界初のマイクロプロセッサーを搭載した プラグインフィルター プレフィルターの清掃だけでろ材のメンテが楽になる 「e」では自動水流調整など最新の装備が満載 | 75㎝水槽以上 |
エーハイム アクアコンパクトシリーズ

筆者も使用しているアクアコンパクトシリーズはとにかく設置が簡単であることがメリットです。小型水槽に特化したフィルターであり45㎝水槽まで対応可能となっています。
大きな水槽のサブフィルターとしても使用しているアクアリストもいるので、単体としての用途以外にも使用してもいいかもしれませんね。
コンパクトシリーズは2004と2005の2機種を展開しており、ろ材容量の違いがあります。2004のろ材容量は0,8ℓで2005は1,3ℓとなっています。
生体の数や水草の種類などによってろ材容量を選ぶのがいいと思いますが、迷ったら2005を購入すれば間違いないでしょう。
アクアコンパクトシリーズのメリットデメリット
メリット
- 設置が簡単で初心者でも安心
- 静音性が高い
- 外部フィルターとしてはコンパクトで場所をとらない
- 呼水がいらない
デメリット
- 小型水槽(45㎝)までしか使えない
- 水を垂らさずメンテナンスするのが難しい
- 排出口がけっこう詰まる
アクアコンパクトはこんな人にオススメ
まずは小型水槽を考えている人にはオススメです。また初心者で外部フィルターの設置に自信がないという方にも安心して使用できます。
エーハイム クラシックシリーズ

クラシックシリーズはエーハイムの中でも歴史あるシリーズで多くのアクアリストに愛されてきたシリーズですね。とにかくシンプルで実力のあるフィルターであり、シンプルなだけに壊れにくいのが特徴です。
ベテランアクアリストの中には15年以上使用している方もいるぐらい頑丈です!
クラシックシリーズには2211といった小型水槽向けのものもありますが、ろ材容量も少なくなるため小型水槽で使用するなら前述したアクアコンパクトシリーズの方がオススメです。
2213であれば60㎝水槽でも十分使用できるのでクラシックシリーズを考えているのであれば2213がオススメですね。
クラシックシリーズのメリットデメリット
メリット
- とにかくシンプルな構造
- パーツが少ないので壊れにくい
- 掃除も年に2〜3回程度
デメリット
- 落差が必要で場所もとるため水槽台などが必要になる
- 水流が強めであるため小型水槽には向かない(2211は小型水槽でも使える)
- 少し値段が高い
クラシックシリーズはこんな人にオススメ
60〜75㎝水槽を考えている方にはオススメです。水槽台の設置を考えている方でシンプルなラインで濾過装置を隠したいという方にも最適であると言えるでしょう。
エーハイム エココンフォートシリーズ

エココンフォートシリーズは中型水槽に適した濾過能力で、設置やメンテナンスのし易さが特徴です。マルチハンドルによって簡単にモーターヘッドが取り外せたり、通水ができるので初心者でも安心して使用できるフィルターですね。
エココンフォートシリーズのメリットデメリット
メリット
- マルチハンドルによるメンテンスや操作のし易さ
- セットアップが簡単
- 呼水機能がある
デメリット
- パーツが多いのでランニングコストがかかる
- シャワーパイプは別売り
- クラシックシリーズと比べると丈夫さに劣る
エココンフォートシリーズはこんな人にオススメ
中型水槽を考えており、外部フィルターのセットアップに自信がない方にはオススメです。掃除が多い水槽の方にもマルチハンドルで操作性がいいのでめんどくさくないかもしれませんね。
エーハイム プロフェッショナルシリーズ

プロフェッショナルシリーズは大型水槽に適したパワフルなフイルターです。プレフィルターが設置されているため、基本的にはプレフィルターを掃除すればメンテナンスOKというのもありがたいです。
プロフェッショナルシリーズのメリットデメリット
メリット
- 自動水流調整機能などにより自然に近い環境を作れる
- プレフィルターにより掃除が簡単
- 濾過能力が高い
デメリット
- コストがかかる
- 故障したら自力では修理不可
- 場所をとる
プロフェッショナルシリーズはこんな人にオススメ
大型水槽でパワーフィルターが必要な人にはオススメです。また水流や空気排出量などを細かく設定したい方にはプロフェッショナルシリーズが最適でしょう。
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まとめ
エーハイムは外部フィルターの老舗であり、多くのアクアリストに愛されてきた実績と信頼のあるメーカーです。
昔ながら構造から最新の技術が搭載されたフィルターまで取り扱っており、どれを購入したらいいか悩むところですが、水槽のサイズと生体にかかる水流を考えて購入するのがいいと思います。
エーハイムのホームページにも各シリーズのスペック表がありますので、それも参考にしてみてはいかがでしょうか。(エーハイム公式)魚たちに快適な環境を提供するために、最適なフィルターを選んで素敵な水槽ライフを楽しんでください。