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淡水生体 熱帯魚

【初めてのベタ飼育 】飼育方法や必要なものを徹底解説

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ブルち
ベタを飼育してみたいけど何を揃えたらいいのかなぁ?
この記事を読めばベタの飼育に必要なものや最低限の知識がわかるよ
レモち

皆さんは、ベタという魚に興味を持ったことはありますか?とても鮮やかな色彩と、尾ひれの形のバリエーションが豊富で美しい熱帯魚、ベタ。気が強いその性格まで含めて、魅力たっぷりの熱帯魚です。ここではそんなベタ飼育の方法などについて解説していきます。

ベタの特徴

ベタの画像

タイが原産国で、パッと目を引く大きな尾ひれや美しい色彩が特徴的なベタ。別名を「闘魚」といい、同種間で激しく闘うことからその名前がつきました。また、繁殖の際にオスが泡で巣を作ったり、オスによる子育てがあるのも、ベタが属するアナバス科独特な行動です

ブルち
オスが子供を育てるんだね

そしてベタは体の構造でも他の熱帯魚とは大きな違いがあります。それは直接水面から口を出してパクッと空気を取り込むこと。

普通魚は、水中の酸素をエラ呼吸によって取り込むため水面からの空気の取り込みは出来ません。しかしベタには、エラの近くにラビリンス器官と呼ばれる複雑な構造をしている特殊な器官があるので水面呼吸が可能になっています。

水中の酸素だけに頼らないので、ベタは低酸素状態に強いと言われているのです。

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レモち
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ベタの飼育で必要なもの

飼育容器

ヒーター

水温計

カルキ抜き

飼育容器

ベタを飼育するための容器には、最低でも水量1リットル以上入るものをオススメします。よく「ワイングラスでも飼える魚!」として売り出されることもあるベタ。

小さい容器の方が管理が簡単そうに思えますが、水量が少ないので水温の変化の激しさに加えて水質の悪化も早いため、容器が小さければ小さいほど実は飼育難易度が上がるのです。初心者は大きさに余裕のある容器から始めましょう。

水量と水換えの頻度に気をつければフィルターがなくても飼えるので、四角い水槽じゃなくてもオシャレなガラス瓶や丸い金魚鉢でも飼えます。ベタが泳ぎやすくお世話がしやすければ選択肢は広いので、気に入った容器で飼ってあげてください。

ヒーター

ベタは水温20度から30度の範囲なら生きていられる熱帯魚ですが、体に負担がなく元気な状態で飼うには水温27度前後がベストです。この水温を保つにはヒーターは必須なので、水槽のサイズに合わせたワット数のものを買いましょう。

ベタの小さな水槽用の水中ヒーターも販売されていますし、水槽の下から温めるパネルヒーターもオススメです。

水温計

水温の確認をするためには、常に水槽内に水温計を付けておくのが1番確実で安心です。ベタに限らず、熱帯魚を飼う場合は必ず用意しておいた方が良いでしょう。

センサーを水中に入れ、水槽の外側のパネルに数字が表示されるデジタルタイプと、昔からお馴染みの目盛りがついたアナログのものがあります。水槽の大きさや好みで選んで大丈夫ですが、誤差の少なさを求めるならアナログの方がオススメです

カルキ抜き

日本の水道水は基本的に弱酸性の軟水で、熱帯魚を飼うのに適しています。しかし、水道水の消毒のために入っている次亜塩素酸ナトリウムは魚にとって多大な影響があり、エラや粘膜を傷つけて弱らせてしまいます

必ずカルキ抜きは用意しましょう。液体のカルキ抜きが1番早く塩素を中和できて使いやすいのでおすすめです。

そして特にベタの場合は、美しいヒレを守るためとろ過フィルターの無い環境で飼われる場合も想定して、エラや粘膜の保護作用のある成分が入っているカルキ抜きがオススメです。

必須では無いがベタの飼育であると良いもの

ろ過フィルター

ベタは、ろ過フィルターが無くても飼えます。ただ、ろ過フィルターをつけた方が圧倒的に水質の悪化を抑える事が出来て水換えの頻度も落とすことが出来るので、付けるとかなり管理が楽になります

ベタは速い水流を嫌うので、水流があまり発生しないエアリフト式のろ過フィルターで、水槽のサイズに合ったものを選んでください。

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隠れ家

ベタは自然下では、水中の葉っぱや流木などに隠れて休みます。土管や水草などで隠れる場所を作ってあげると落ち着きやすいでしょう。

ただ気をつけてあげたいのが、角のあるものや尖っている箇所が多いものは長いヒレを引っ掛けて傷つけたり裂けたりしてしまう可能性があります

丸っこい土管や、柔らかい素材の人口水草などを選んであげると良いでしょう。ベタ専用の、葉っぱを模した水中アクセサリーもオススメです。

ライト

自然光がある程度入るような部屋に水槽がある場合はそこまで気にする必要はありませんが、熱帯魚は光に適度に当たらないと体の色が薄くなってしまいます

特にベタは美しい体色を鑑賞するための熱帯魚なので、体色が褪せないようにライトがあると良いでしょう。

ベタ飼育の基本

ベタの画像

ベタ飼育の基本的な環境は、水温27度前後、水質は弱酸性~中性。一般的な熱帯魚と同じです。あとは水槽のサイズと、ろ過フィルターの有り無しによって水換えの頻度が変わってきます。

例えば1リットルの水量の容器だった場合、ろ過フィルター無しなら水換えの頻度は週に2回程度ろ過フィルター有りなら週に1回程度、バクテリアが定着してきたら2週に1回程度の頻度にできます。やはりろ過フィルターによって水槽内の水が循環しているかどうかの差は大きいのです。

ちなみにベタは強い水流を嫌うので、ろ過フィルターを付ける場合は、上記の説明にもあるように水流をあまり起こさないタイプのものを付けましょう。

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そして、ベタ飼育は1匹飼いが基本です。特にオスの同種間での争いはケガで済まない場合もあるので必ず分けましょう。

ただ、60cm水槽など広さのある水槽で、ベタを攻撃しないような他の熱帯魚となら混泳可能な場合が多いです。(例:オトシンクルス、コリドラス、ネオンテトラなど)しかし混泳可能かどうかはベタの性格による部分も大きいので、混泳させてみてベタからの攻撃や追い回しが続くようなら隔離させた方が良いでしょう。

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また、ベタは大変ジャンプ力の強い魚です。特にメスのベタや、プラカットと呼ばれる尾ひれが短いタイプのベタはよく飛び出します。

そのため、ベタの水槽は水槽のふちよりも水面をだいぶ低くしておくか、フタや網を乗せておくと安心できるでしょう。その際気をつけたいのは、水面とフタまでの間にベタが呼吸できる隙間を作ってあげる事です(フタと水面が密着しないように)。水面から直接空気を取り込むベタにとっては、その隙間がないと命取りになってしまいます。

ブルち
水温、水換え、1匹飼育がポイントだね
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ベタ飼育の注意点

上記で説明した飼育方法の基本の中から、ベタ飼育で気をつける点を以下にまとめました。

水換えの頻度は多め

強い水流はさける

基本は1匹飼い

飛び出しに注意する

フタと水面は密着させない

まとめ

ベタ飼育の方法について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

一般的な熱帯魚とは少し勝手が違うベタ飼育です。ベタの事は気になっていたけど、今まで飼うに至らなかった方も多いと思います。しかし1歩踏み出して飼ってみたら、楽しい事間違いなしです。なぜならベタを飼育する方にはリピーターがとても多いからです。ベタを1匹飼い始めるとその魅力にどんどんハマってしまい2匹、3匹とお迎えする方が多いのです。今回の飼育方法の解説を活用しながら、ぜひベタの魅力にハマってみてください。

ブルち
ベタの飼育は比較的初心者向きだね
他にもベタの記事があるからぜひチェックしてみてね
レモち

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